意味が分かると怖い話NO13
賞金に目がくらんだ男の怖い話
ゲームでもやらんかね老人が話しかけてきた
年老いた老人が街角に座っていた。
「わしとゲームをしないか?」
老人はそう言って私を引き留めた。
座った老人の前には箱が置いてある。
海賊が宝物を入れていそうな丈夫な奴だ。
「この箱の中に賞金が入っている。開けて取り出すことが出来れば賞金は全てあげよう」
賞金が手に入る!悪い話ではなさそうだ
箱の横には特大のハンマーが置かれている。
「これを使ってもいいのか?」
「もちろん使っていいとも」
「ぶっこわしてもいいてことか?」
「もちろん構わんが、箱はかなり硬いぞ」
老人はにこやかな笑顔でそういった。
「ただし、箱にたどりつくまでにいくつかの難問がある。参加費に1000円払えば特別サービスで賞金の目の前からゲームをスタートすることもできる」
私は少し考えた。
「賞金っていったいいくらなんだ?」
老人は損はさせんよと言って長いひげを指ですいた。
目の前に賞金!俺はどこにいるんだ
「まあいい。暇つぶしにやってみよう」
私は老人に1000円を支払った。
「ではゲームを始めるとするか」
老人がそういうと私の目の前に札束が現れた。
意味が分かると怖い話の解説
老人にゲームに誘われてついつい乗ってしまったんだね。暇つぶしになれば良かったんだけど怖い話になってしまった気がするな(笑)
主人公の私はゲームが始まってどうなってしまったんだ??
主人公の「私」さんは1000円払ってゲームを始めました。すると老人との約束通り【賞金の目の前から】ゲームが始まりましたわ。ここが怖い話の味噌でございます。
賞金は宝箱の中に入っていたんだよね~。なんで「私」の目の前にあるんだろうね~。意味が分かると怖くなるね~。
特大のハンマーを使っても箱は壊れないのに「私」さんは賞金の前まで行ってしまって大丈夫なのでございますか?私はとっても心配でございます。
みんなの感想や怖い話のシェアを待っているわ。ここに怖い話の感想を書いても箱の中には閉じ込められないから安心して。ついでに、怖い話の感想を書いても賞金もないわ(笑)
コメント
最近怖い話を私自身よく拝見させて頂くのですが、こういった「意味が分かると怖い話」みたいなのは初めて拝見させていただきました。最初
本当に意味が分からず、大変退屈だし、何が言いたいのだろう?といった感じでしたが、こういたもの好きの友人に聞いて意味が分かったときの、うわっ!って感じのゾクゾク感と、解けたときの爽快感とが相まって何とも言えない感じの感覚は、単なる怖い話にはない感覚なのでとてもよかったですね。
この後の、この男性の行く末もとても気になります!初心者が偉そうにすみません。