意味が分かると怖い話！短編で激怖でサクッとっ読める100話！解説付きでモヤッとしない

意味が分かると怖い話11：のぞき穴の向こう

高校生の息子と中学生の娘に一応は聞いてみた。

「お父さんは地方に出張になった。1年くらいで戻れると思うが一緒に行かないか？」

「俺無理だぜ。東京離れられない」

息子はあっけない返事。

「私もお兄ちゃんに同意」

娘も同じだった。

子供たちんは私と地方に行くという選択肢はないようだった。

「私も無理ですよ」

妻をちらっと見たら遠くを見ながら妻までもがそういった。

こうして私の優雅で質素で気楽で寂しい独身生活が始まった。

ここから怖くなるよ・・・(；ﾟДﾟ)

ある日私はアパートの壁に小さな穴が空いていることに気が付いた。

覗いてみた。

小さな穴は隣の部屋まで繋がっているようだった。

しかしどういう訳か穴の向こうは真っ赤だ。

赤い壁紙でも貼っているのだろうか？

若い女の子でも住んでいるのかもしれない♪

翌日も覗いてみた。

やはり真っ赤だった。

その翌日、たまたま大家さんと顔を合わせたのでついでに聞いてみた。

「私の隣の部屋はどんな方が住んでいるのですか？」

「お隣は目が真っ赤になる病気の人が住んでいますよ」

意味が分かると怖い話トップへ

意味が分かると怖い話「のぞき穴」の解説

のぞき穴の向こうで赤い目の人と視線が合ってったって怖すぎやしないですか？これって完全に事故物件のアパートですね。しかもよく考えたらいつ覗いても穴の中は真っ赤だったってことは相手は46時中覗いてたってことじゃないですか・・・病気で目が真っ赤になったって大家さんが言ってますがひょっとして除き直ぐで目が真っ赤になったんでは？この隣の住人って生きてる人なんでしょうかね本当に。それすら怪しくなってくる感じがします。