冬のサビキ釣りはマニアックに面白い
サビキ釣りは基本的に11月頃までがシーズンでその後はあんまりサビキをやるひとはいません。魚の数が圧倒的に夏や秋と比べて少なくなります。海水温が下がり少しでも暖かな沖合の深い所に魚が移動してしまうからです。
堤防の竿が届く範囲には魚が居ない。正に閑古鳥が鳴いてるって感じです。
だけどですよ!冬にも工夫さえすればサビキで魚を釣ることが出来ます。しかも冬に釣れる魚は脂がのっていてメッチャ旨い!
冬サビキで釣れた魚は脂がのっていてうまし!
冬になると人間はジャンバーを着て、こたつに入ってみかんを食べるのが定番ですが(笑)お魚さんたちにはそんな便利な道具はありません。
彼らは寒い冬をどう乗り越えているのか?寒い冬を乗り越えるのは自然界のアジにとっては命がけの戦いです。秋にたくさん食べてカラダを大きくし冬に向けて脂肪を付けていきます。脂肪をカラダにまとって防寒して冬を乗り越えるのです。
「冬に釣ったアジは脂が乗っていて最高に旨い!」
それはアジが冬を乗り越えるために編み出した生きるための術。でも人間にとっては最高の御馳走なんですね。冬こそ釣り人の真骨頂美味しいアジを釣り上げたいです。
冬のサビキ釣りは数よりもサイズがでる
冬のサビキ釣りは残念ながら数を狙うのは難しいです。
夏秋のように
「今日は1人で100匹釣ったで~!」
という釣りは成立しません。夏秋のサビキ釣りと比較すると冬のサビキ釣りは10倍難しいです。10倍というのは10匹釣れたら夏秋のサビキ釣り100匹に相当するという意味です。
その位冬のサビキ釣りは難しいです。でも難しいからこそ楽しい釣りでもあります。
冬の釣りは結構辛い物がある
私は冬に釣りに出かけると妻に
「あんたはいつからマゾになったん?」
と聞かれます。ただでさえ寒いのにワザワザ海に出かけて行って風に吹かれ、時には雪に吹かれながら釣りをする姿は釣り人以外には意味不明な自虐行為に見えるみたいです。でも冬に釣れた魚は本当にうれしいんです!そしてやっぱりうまい!
冬のサビキ釣りは工夫すれば釣れる
冬のサビキ釣りは工夫しないと釣れません。そもそも魚が少ないので魚が冬でも回遊してくるような場所を見つけなくてはいけません。夏秋に連れていた一般的な堤防に出かけて行って闇雲に釣りをしても釣れないでしょう。先ずは冬に釣れる場所を探さなくてはいけません。
冬にサビキが釣れない理由は水温が一番大きい
冬のサビキ釣りで魚が釣れない一番の原因は水温が低いからです。なので冬のサビキ釣りでは水温を気にしなくてはいけません。河口付近は川の水が冷たいのでNGです。地域によって冬にも黒潮が当たる場所があります。
例えば愛知県の渥美半島。冬でも暖かな潮が当たるので常夏の半島と呼ばれ、温暖な気候を活かした花の栽培が盛んな地域です。海の中もい年中サッパが泳いでいます。サッパは夏も冬も2.3月も関係なく釣れています(笑)
局所的に水温があがる場所としては火力発電や原発の近くは水温が高く冬でも魚が回遊している可能性が高いです。
冬のサビキ釣りこそSNSで情報取集
冬のサビキ釣りでは釣り場所選びが非常に重要で釣果の分かれ目になります。情報収集に役に立つのがやっぱりSNS。SNSで釣果情報を収集して冬でも釣れているポイントを見つけることが一番に釣果に近道です。
冬のサビキで釣れる魚たち
- アジ
- アイナメ
- イワシ
- カワハギ
- アイナメ
- クロダイ
- サッパ
- サバ
- ソイ
- タイ
- フグ
- ベラ
- ボラ
冬サビキで魚を釣るにはパターンが大切
冬のサビキ釣りでアジを釣るには「違和感がなく」というのが大事かもそれません。もともと冬のアジは活性が低いです。あんまりエサを食べる気がないんですね。
人げ湯に例えるなら寒くて寒くて凍えているのに食べるものは冷たいものしかない!
人間なら鍋焼きうどんとかあるけど魚にはそんなのありません。だからできるだけ違和感なくさらっと口を使わせる必要があります。
足元を狙う冬サビキのアジパターン
足元を狙うサビキパターンではナツや秋のように大きなさそいは必要ありません。逆にエサは動かさないほうがいいくらいです。活発に餌を追いかけて食べるようなモチベーションがアジにはないんです。
だからでき付だけ細い仕掛けで、ハリを動かさないように誘います。ポイントはカゴをオモリのない上かご仕掛けにすること。上カゴ仕掛けにすることでサビキの仕掛けを大きくサビがなくてもアミエビがポロポロと自然に落ちていきます。また細い仕掛けを使うので竿先の柔らかな磯竿やグラス系の竿を使うとバラシや、ラインブレイクが少なくなります。
投げサビキで沖目を狙うパターン
投げサビキでも4号以下の細めの仕掛けを使います。投げサビキも足元サビキと同じように違和感を持たせないようにするのがポイント。上カゴ仕掛けでロケットカゴではなく、網タイプのコマセ網がおすすめ。
サビキ仕掛けは4号以下だとハリスも細いです。アジが釣れたときに高切れしないように柔らかめの竿を使うか、仕掛けの中にクッションゴムをはさむのがおすすめです。
冬サビキ釣りで釣果を伸ばすコツ
夏や秋のアジやサバやイワシは積極的にエサを求めての回遊します。冬に向けてカラダを大きく成長させ皮下脂肪を蓄えるためです。
釣り用語で魚が釣れる時間を「時合」と呼びますが、夏〜秋のアジやサバは一日中時合でエサを求めている状態。
「冬に向けてめっちゃ太るで〜」
そんな感じで元気に泳ぎ回っておます。だから表層付近にも頻繁に浮上してきて釣り人の目の前でバシャバシャと跳ね回ります。
冬のサビキ釣りは海底を狙うのがコツ
アジが回遊するとタナは底付近!と言われますが、冬になって水温が下がるとその性質は更に顕著になるようです。全然浮いてきません。だから仕掛けも当然に海底にへばりつける必要があります。投げサビキでウキを使う場合はタナ合わせが重要になります。
冬のサビキ釣りは遠投のほうが釣れる?
一般的な話ですが堤防は5m位先まで敷石が沈められその先は砂地になり段々と深くなっていきます。冬のアジは水温の低い浅瀬には寄りたがりません。
海中の水温と大気の気温では、気温のほうが低いので大気の影響を受けやすい浅瀬の方が水温が低くなります。
なので少しでも深場が狙える遠投サビキのほうが冬サビキ釣りでは釣果が伸びやすいと言われています。
冬のサビキ釣り遠投仕掛け
冬のサビキ仕掛けは小さめで細くて違和感なくが基本です。細い仕掛けは味に違和感を与えにくい代わりに高切れのリスクヲ持っています。細仕掛けの弱点を補うために竿先は柔らかなものがおすすめ。
- 足元サビキの仕掛け 3号
- 投げサビキの仕掛け 4号
- 足元サビキのカゴ 上網カゴ
- 投げサビキのカゴ 上網カゴ
冬のサビキ釣りタックルのおすすめ
リバティクラブ 小継磯 3号-360 ダイワ
- 2号-360
- 全長:3.58
- 継ぎ数:10
- 仕舞い:46
- 自重195
- 先径0.8(0.7)/23.5
- オモリ:2-6
ワールドスピン 2500 ダイワ 糸付きリール
- デジギヤII
- ABSII
- ツイストバスターII
- クロスラップ
- インフィニットストッパー
- ワンタッチ折りたたみハンドル
冬のサビキ釣りにサビキに餌を付ける
冬サビキでもエサを付けると釣果がアップしたりアジ以外の魚が釣れる可能性もあります。冬に釣れる魚の代表はメバル。海底が岩礁帯ならアイナメやソイも狙えます。
夏に釣れるロックフィッシュの代表格のハタ系は冬は釣れません。
冬サビキにつける付け餌
冬のサビキ釣りでハリに付けるエサはオキアミ、イソメ、イカタンなどが有名ですよ。メバルは付け餌にするとサビキのハリによく食ってきます。
サビキのハリにのフラッシャーの疑似餌はつけエサのときは外してしまってもそのままでも構いません。
サビキ仕掛けのフラッシャーがついていたら、針の先にチョン掛けで。サビキ仕掛けを交換するなら3本ハリの胴付き仕掛けがおすすめです。
冬のサビキ釣りで美味しい魚を釣ろう
冬のサビキ釣りは一般的に釣れないというイメージがありますが、釣れない時期だからこそ工夫して一匹釣れたら楽しいという面白さがあります。難しくてマニアックな釣りではありますがしっかり防寒して冬の海で釣りをしてみましょう
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