セレブ廃墟と呼ばれる洲原診療所を紹介するページです。ページの下の方に10年前の洲原診療所の様子を伝える動画と、最新の2018、2019~2020年の動画もアップしています。見比べると面白いですよ。
岐阜県美濃市の洲原村診療所は美しき廃墟
岐阜県美濃市に洲原村診療所という廃墟が存在します。明治時代に建てられた木造の小さな診療所で県立の診療所として地域医療を支えました。昭和20年から昭和30年の間に閉鎖されひっそりと廃墟となっていました。
廃墟になってからはまるで時代に取り残されたかのように俗世間の時間とはかけ離れたゆっくりとした時間が須原村診療所に流れていました。
洲原村診療所は薬剤や診療道具がそのままおいてあった
洲原村診療所は閉鎖されてからも薬剤や診療道具はそのまま診療所内に保管され調剤室には整然と粉末や液体の入った古いアメ褐色の瓶が並んでいました。まるで薬品庫か実験室の趣だったといわれています。残念ながら現在はその多くが盗難にあい持ちされてしまっています 。
元々病院だったから結構ヤバいものが沢山あったらしいわね。痛み止めとか医療用の強いヤツって「いわゆる麻薬系」みたいなのもあるじゃない。そんなのもあったらしいわ
注射器なんかもあったって聞きましたわ。盗まれてしまった時にはもちろん警察が介入したと聞きました。でも犯人が捕まったという話は聞かないですね
洲原村診療所は「S診療所」や「健全ナル国民ノ診療所」と呼ばれる
洲原村診療所は「S診療所」「S○村診療所」「健全ナル国民ノ診療所」と呼ばれることもあります。S診療所は分かりますが 「健全ナル国民ノ診療所」 って何?と思われる方も多いと思います。
洲原村診療所の訓示「健全ナル国民ノ養成ハ」
洲原村診療所の鴨井には下記のような訓示が掲げられています。
「健全ナル国民ノ養成ハ一ニ師表タルモノノ徳化ニ竢ツ、事ニ教育ニ従フモノ、其レ奮励努力セヨ」
意味はこんな感じです。
「心身ともに健康で偏りのない国民を育てるには、ただ、人の師となり手本となる人物の徳による感化に期待するしかない。とりわけ、教育に従事する者は、おおいに気力を奮い立たせ、一生懸命努力しなさい。」
健全ナル国民・・・は天皇陛下の勅語だった!
実はこの訓示は1931(昭和6)年10月30日の昭和天皇の行幸で下された勅語です。直後というのは「天皇陛下がおっしゃった言葉」という意味です。
洲原村診療所の廃墟!明治期の調度品に感動
診察室の机や椅子は明治期のデザインを色濃く感じるアンティークな風合いです。ホコリをかぶり傷みは激しく凄まじい廃墟ではあるものの凛とした存在感を感じます。
洲原村診療所は「絵になるな!」って感じなのよ。光の入り方なんかも綺麗で、昔のすりガラスが通ってきた灯が柔らかい感じ。
私はどっかで見たことあるな~って洲原村診療所の画像を見て思っていたんですけど「ジブリに出てきそうな雰囲気」なんですね。ジブリ的ていうとイメージが沸きませんか?
S診療所はずば抜けて美しい廃墟 「洲原村診療所」
洲原村診療所はずば抜けて美しい!というのが多くの廃墟マニアの共通認識です。窓一つとっても非常絵になります。そして散乱した診療記録や雑誌や小説や新聞や郵便記録は洲原村診療所が眠っている時間の長さを物語っています。
廃墟マニアの間では凛とて美しい佇まいに「セレブな廃墟」としても有名よ。調度品や薬品庫は堅牢な作りの中にもセレブ感たっぷりね。
セレブな高級な感じの診療所が廃れて廃墟になって朽ちていく姿が「荒廃の美学」なのですね。
洲原村診療所( S診療所 )は心霊スポットではない
- 心霊のジャンル 廃病院(診療所)
- どんな心霊現象 心霊現象の目撃情報はない
- 心霊現象の種類 美しい廃墟
- 心霊スポット名 洲原村診療所 S診療所 健全な国民の
廃墟と心霊現象って切っても切れない関係というか廃墟には心霊現象ありきな不可分的なイメージがあるけど洲原村診療所では心霊現象の都市伝説は聞かないわ。
セレブな廃墟ですから心霊さんたちとは関係がなかったのでしょう。その点は一般庶民とは違うのかもしれませんね。
藥 投藥口の文字が時代を感じるS診療所
洲原村診療所の受付には投藥口と書かれています。診療所で医師に診察の他にも薬局のような役目も担ってあたのでしょう。文字が非常に時代感を反映していて秀逸です。
藥なんて文字を使うことは今ないわよね。というか私初めてこんな感じかいたかもしんない。昔の感じって難しいんだよね
廃墟!洲原村診療所は2000年頃から有名に
洲原村診療所は閉鎖されてからひっそりと静かな時間の中でホコリか嵩を増すように廃墟化していました。洲原村診療所の時計の針は戦後の瞬間で止まっていたのです。ところが2000年代になるとにわかに洲原村診療所の周りが騒がしくなります。
携帯・スマホの普及で廃墟情報の共有化
携帯電話が普及すると洲原村診療所は一部の廃墟マニアのだけの宝物から何でもありのオカルト好きに荒らされるようになります。決定的なのはスマホの普及によるSNS効果です。一気に洲原村診療所の名前は知れ渡り「祭り状態」になってしまいました。
洲原村診療所の「廃墟の備品」はことごとく盗難
その結果、薬品棚からは全ての瓶が無くなり医療道具も持ち去られました。そして美しかったアンティークのチェアーも破壊され診療記録や書籍は床一面に産卵しました。美しかった「セレブの廃墟」と呼ばれた洲原村診療所は荒廃しまくった「廃墟」へと変貌したのです。
洲原村診療所で働いていた人を想像してみる
小説:須原村診療所
「先生、患者さんをベットに寝かせましたのでお願いします」
看護師が医師に声を掛けると窓際の執務机のネコ足椅子から丸メガネの医師が立ち上がった。白髪が少し目立つ50がらみに男だ。立ち上がると白衣の裾が揺れて磨き込まれた革靴が光る。
ゆっくりとした足取りで診察ベットに向かうと丸眼鏡を中指で押し上げ患者を見下ろした。
「農作業中に川に落ちたのか? 骨が折れているようだと聞いたが」
廃墟の洲原村診療所に患者が来た(笑)時代設定は昭和10年です!
医師は可笑しな形に曲がった右腕を両手で確認する。目を閉じた医師の指先の感覚が患者の腕の肉を透過して折れた骨をスキャンしていく。高度集中神経感覚術だ。医師の頭の中で折れた骨の形が浮かび上がり治療方法が確立されていく。
「骨は綺麗に折れているから繋げれば大丈夫だ。少し痛いが我慢しなさい。麻酔は使わんからな。」
洲原村診療所の先生!麻酔ぐらい使って(;´Д`A “`
丸眼鏡の医師はそう言うとおもむろにくの字に曲がった患者の腕を掴んだ。むずっと親指を幹部にめり込ませる。
「ギヤー」
たまらなく野太い悲鳴が診療所にこだました。
「男なんだからしっかりしなさい!戦争に行ってる兵隊さんもいるのよ」
医師の傍らで患者を押さえつけた看護婦が厳しく叱責する。鬼のような形相だ。ゴキゴキゴキ意味深な音が診療室に響くと廊下で順番を待つ患者の多くが生唾を飲みこんだ。患者の断末魔のような悲鳴に居心地が悪そうに身を縮めている。
数十秒で曲がっていた腕が真っすぐに伸びた。看護婦が優しい手つきで添え木をして白い布を巻き付ける。
「もう痛くないだろう?」
丸メガネの医師は既にネコ足椅子に腰を掛け背中越しに声を出した。先代の医師が用意したネコ足椅子は明治期に輸入されたアメリカ製の高級品だ。
「お大事にしてくださいね」
看護師が優しく微笑みかけると男は頭を下げそそくさと逃げるように診療所を後にした。
廃墟洲原村診療所に運ばれてきたのは死体Σ(゚ロ゚;)
夕方になると駐在が大八車を引いてやってきた。荷台にはゴザに包まれた「あるモノ」が寝かされている。ゴザの端から人間の裸足が覗いている。小さなウジのような虫が這っている。
「先生、遺体はどこに置いときましょう?」
帽子を脱いだ駐在が敬礼をして医師に礼を立てた。
「診察台に寝かせてくれたまえ」
駐在は連れてきた若い農夫に向かって顎をしゃくった。農夫は頭と足をそれぞれ持ち診察台の上に遺体を置いた。
身元不明の死体が発見されると死因特定の名目で洲原村診療所に遺体が運ばれてくるのだ。
洲原村診療所の医師はヤバい奴かもしれないwww
丸眼鏡の医師は早速に作業に取り掛かかった。 裸電球の光を受けて鈍く反射するメスを持ち遺体の胸元にそっとあてる。それをすーっと引くと朱を引いたように皮膚が裂け赤い肉が現れる。
肝臓、心臓、胃蔵、肺臓、鮮度の良いピンク色の内蔵を丁寧に一つ一つ取り出し、裸電球の光に透かす。重量を測り所見を記入していく。
遺体の腹の中は徐々に内容物が取り出され空っぽになっていく。空になった体はさぞかし軽いんだろう。空だって飛べるのかもしれない。お金が欲しいとか名誉が欲しいとかそんな煩悩も空っぽの内臓の前には何の意味も持たない。
洲原村診療所では医師の趣味で解剖してるのか(꒪ȏ꒪)エッ?
肉の塊となった遺体の横に臓物がきれいに並べられた。丸メガネの医師は暫くその光景を眺め「美しい」と感じ入っていた。そして十分に堪能した後に内臓をホルマリンにつけていく。薬品庫の奥に許可なく立ち入りを禁止してある小部屋がある。そこはホルマリンの小瓶が並ぶのだ。一人の医師と元人間の深夜の解体ショーが今宵も開催される。
完全なるフィクションです。実際の洲原村診療所とは一切関係がありません
丸眼鏡の医師 鈴木孔庵(仮名)
斧形相の看護婦 山本タエ
丸眼鏡の医師ヤバイわね。私的には医者ってあんまり得意じゃないのよね。あの人種っていうか医者は何考えてるかよくわからない感じがする。
洲原村診療所2018、2019、2020動画で見る
10年前にユーチューブにアップされた洲原村診療所の廃墟動画です。ここにはセレブな廃墟と呼ばれた理由が良く分かる非常に貴重な動画が残されています。小瓶が並んだ薬品庫は必見です!
10年前の洲原村診療所の動画がこれだ!
薬品庫が凄いわね。噂によると六価クロムって書かれたラベルがあったらしいわよ。六価クロムって私でも知ってる超危険な猛毒よねwww
2018.2019.2020最新の洲原村診療所の動画がコレだ
続いて2018年2019年から2020年にかけてユーチューブにアップされている最新の洲原村診療所(S診療所)の荒廃ぶりをみて下さい。
うわ~凄い荒廃が進んでいるわね。10年前も確かに廃墟間は満載だけど最近の2018、2019の洲原村診療所の動画を見ると荒らされた感が強いわね。
木造の廃墟なので荒廃するスピードが速いのは仕方がありませんが、もう建物の形を成していませんね。いつ崩れても不思議じゃない感じですwww
廃墟!須原村診療所(S診療所)の行き方と住所とアクセス
千歳楼の住所 | 〒501-3706 岐阜県美濃市須原468−1−1 |
交通アクセス | 岐阜県道156号線沿い長良川の横。須原神社を目印に |
最寄りの駅 | 長良川鉄道洲原駅 |
最寄りのバス | 近くにバス停はありません |
コメント
洲原村診療所の廃墟から小瓶や備品を持ち出した盗難犯人に告ぐ!
今すぐ返せば許してやる
さもなければ呪い取り憑いてやる
洲原村診療所行ってみたいな。
っていうか20年くらい前のあんまり破壊されていなかったときの診療所を見てみたい!
まあ叶わぬ夢だな〜
二度と戻ってこない荒廃の時間の中に存在するのが廃墟だもんな。
洲原村診療所は廃墟としての旬の時間は完全に過ぎちゃってる。
本当に崩壊の瞬間を待ってるだけの状態だな