意味が分かると怖い話33:臓器移植
「病気を治すには臓器移植が必要です」
私は医師の言葉を愕然として聞いた。
「臓器移植が出来れば治るんですか?」
「臓器移植のドナーが現れれば病気はなおります。ただし…」
医師は言いにくそうにした。
「臓器移植と言っても適合率があるんです。適合する確率はおよそ一万人に一人です」
「一万人に一人ですか…」
私はその数字に呆然としてしまった。
「普通に順番を待つ適合するドナーにであうためには10年必要だと言われています」
「私の体は10年もつのですか?」
「残念ですが3年が平均です」
「だったら私は…」
その先は自分の口では言いにくかった。
目の前が真っ暗になった。
家に帰ればまだ小学生の娘がいる。
「パパ遊ぼうよ」
幼い娘休みになると私に抱きついてくる。
「パパは疲れてるから駄目よ」
妻が娘をたしなめるとほっぺを膨らませ抵抗するのだ。
私は目頭が熱くなってきた。
「ところで、相談なのですが海外に行けば、ドナーが見つかる確率が高い国があります」
私は医師の顔を見上げた。
どうしてそれを早く言わないんだ!
私は内心毒づいた。
海外でもどこでも行こうじゃないか。
「本当ですか?どこの国です?」
私が詰め寄ると医師は椅子から立ち上がった。
「私は席を外すので直接話を聞いて下さい」
医師が間仕切りの向こう側に消えっると入れ違い50がらみ男が入ってきた。
「ハイコンニチハ。ワタシ張イイマス」
イントネーションで日本人ではないことが分かる。
「ワタシ中国人ネ」
「アナタ、イショクシタイ? チュウゴク、イチバンイイヨ」
男の声は甲高く医師ではなさそうだった。
どこか軽薄でイカサマ営業マンのようだ。
「ドナーの適合率は1万人にひとりね。でも大丈夫ね。チュウゴク一番いいよ、ウィグルあるね。3000万人いるね。ここの人は全部ドナーよ。あなたと適合するヒト3000人もいるよ」
そして極め付き都ばかりの顔をした。
「しかも新鮮!生きた人からとるよ」
意味が分かると怖い話「臓器移植」の解説
あ~この話聞いたことがある。あの国では臓器狩りとかぞ期移植とか普通にあるらしいじゃない。
もちろん都市伝説的な噂話だから私たちが本当の事なのかどうかは分からないけど・・・意味が分かると怖い話というより、意味が解らなくてもリアルに怖い話だわ。
新疆ウイグル自治区って防護無しで核実験をやられたり、人権弾圧も相当にひどいらしい。
女の人は漢人と結婚させられて男は子供が作れない。純粋なウイグル人がどんどん減っているといいますね。
コメント
ここで場面が変わるとか無能すぎるだろ