意味が分かると怖い話29:【古井戸】
私には特別な力がある。
普段は役には立たないけれどここぞと言うときにその力は発揮される。
小学校の頃だった。
ゼロ点のテストを古井戸に捨てた。
翌日古井戸を覗くとテスト用紙は消えていた。
中学生になって好きな女の子の体操服を盗んでしまった。
処分に困って井戸に捨てた。
翌日古井戸を覗くと体操服は消えていた。
高校生になったとき遊ぶ金ほしさに女の人のバックをひったくった。
空になったサイフを井戸に捨てたらやっぱり消えていた。
二十歳になった私は付き合っていた女を口論の末に殺してしまった。
私の頭の中に浮かんだのはやはり古井戸だった。
死体は暗闇の中に吸い込まれドスンと底に落ちた。翌日には死体は消えていた。
これって特別な力だろ!
アメージングだろ!
はっきりいって俺って天才だろ!
お前ってクズじゃね・・・人間失格(*థ౪థ)
それから私は気に入らない会社の上司や、同窓会手で「お前フリーターなの?」といってバカにしてきた同級生や、付き合ってやるっていったのに断ってきたキャバクラの女を井戸に捨てた。
全て翌日には綺麗に消えて亡くなっていた。
ちょろいもんよ。
ドラえもんのポケットなんか必要ない。
俺には古井戸があるぜ。
意味が分かると怖い話クライマックス!
私が40歳の年に母親が死んだ。
「これからは自分のことは自分でやるんだよ」
母親は息を引き取る間際にそういった。
が母親の死は悲しかった。
でも年金が欲しかったから死亡届は出さなかった。
もちろん死体は古井戸に捨てた。
翌日のぞいても、その翌日のぞいてもも母親の遺体は消えなかった。
意味が分かると怖い話「古井戸」の解説

この話はネットの中や都市伝説で有名な意味が分かると怖い話ね。
Scary-Story.net編集部なりにちょっと味を付け加えた「拾い物」かな。
構成はパクリや著作権には当たらないみたいなので、最初に考えた人許してね♪

それでは意味が分かると怖い話の解説をします。
姫子さんも行ってましたが意味が分かると怖い話「古井戸」はいろんなバージョンがありますが元ネタは一緒です。
- 古井戸に捨てたらなんでも消える
- お母さんが死んでしまう
- お母さんの遺体は消えなかった
ストーリーはこんな感じですね。カギとなっているのはお母さんが生きている間はなんでも消えて、お母さんが死んだら消えなくなったってことです。

おかあさん、息子が可愛かったのは分かるけどちょっと甘やかしすぎちゃった感じがあるわね。これじゃあ単なるモンスターじゃない。
リアルにこんなおっさんがいたらマジで引くわ。ドン引きよ。
でも最近5080都会言葉がはやっているらしいけど、50歳のひきこもりと80歳の親の事らしいわ。
古井戸の意味が分かると怖い話は都市伝説業界ではかなり有名な定番な話。知らない人はいないみたいなやつだな。それをここにぶつけたのは何故か?たまたまテレビで50歳のひきこもりというのを見たから。悲しい稲50歳のひきこもりって。20代なら外にでてもう一度これからの人生を組み立て直すことが出来るかもしれない。でも50歳じゃなかなか厳しい感じがするな。人生100年だとしたらまだ50年ある。でも後半の50年というのは前半に作った50年の上に建てる者だろ。最初の50年が土地造りで後半50年が家作りみたいな。土地がないやつは家も作れないぜ。ちょっと厳しいこと言ったのは、20代とか30代でもし引きこもってるやつがいたら勇気を出して外に出てみろって本当は言いたかったんだ。引きこもってたらもったいないぜ。引きこもってるやつはポケットに入れっぱなしの小銭みたいなものだ。勇気を出していポケットから子を出してみな。みんなべつにお前の事なんて見てないし気にもしてない。気にしてるのは親ぐらい何のだ。お前が金髪にしても部屋から出てきても勉強初めても誰も驚いて腰を抜かしたりしない。「よかったね」って言ってくれるくらいだ。イジイジしてる時間がもったいない。今日は雨かもしれないし風が吹いてるかもしれない。でも明日か明後日か一週間後には必ず晴れる。50歳になって人生が終わる前に外に飛び出そう。
Scary-Story.net編集部:青鬼
コメント
遺族年金なら遺体を隠さないだろ