もののけ姫都市伝説!森の再生コダマの意味とは?
もののけ姫では終盤に森も山も村も壊滅的な被害にあいます。
シシ神の首を落としたジコ坊のせいです。
アシタカとサンがシシ神に首を戻すことで祟りは静まり自然は復活しました。
未来は自分たちの力で変えられるんだ!宮崎駿の優しいメッセージです。
もののけ姫都市伝説!復活の森で現れる「こだま」って何?
エンディングで描かれた森にはこだまと呼ばれる幽霊みたいな精霊が登場します。
白い体に大きな頭。目玉はただの穴ぼこにしか見えません。
かなりシュールな感じではありますが、世の中では可愛いと大人気です(笑)
もののけ姫都市伝説!こだまは古事記にも登場⁉
こだまの正体は森に住む木の精霊。
日本の最古の国史「古事記」にも登場しています。
妖精といっても森に棲んでいるだけで、特別な能力はありません。
こだまの存在は何故だか、映画を見たファンに強烈な印象となって心にフックにひっかります。
ジブリの作画スタッフが「森に何か見える」というアイデアで生まれたこだまですが、大きくなるとあるモノに成長するそうです。
こだまの都市伝説!大きくなるとトトロになる!?
こだまは大きくなるととなりのトトロに登場するトトロになるそうです!
こだまはトトロの幼少期の姿。
蝶が卵から毛虫になって蛹になって蝶になる段階をへる様に、こだまはトトロに生まれ変わる「毛虫」的な存在なのです(笑)
確かにトトロも森の精霊だと呼ばれていました。
木の精霊のこだまが成長して、森の精霊のトトロになる。木から森に管理する範囲も広がってますね。
ところでトトロの寿命は3000年くらいだと都市伝説で定説になっています。
だとすればこだまがトトロになるシーンを私達が見られる可能性は低いかもしれませんね。
もののけ姫に登場する架空のキャラクターの魅力
もののけ姫に登場する架空のキャラクターの設定や魅力を一気に紹介します。
猿の神様→猩々(しょうじょう)
木の精霊→コタマ
山の神様→シン神
猿の神様の猩々(しょうじょう)」とは?
もののけ姫に登場する猩々(しょうじょう)は猿の神様です。
性別 男性
種族 猿神
嫌いなもの 人間
通り名 森の賢者
体の大きさは猿よりも大きく外見はゴリラに近いです。
Wikipediaによると猩々とはオラウータンの別名。
オラウータンは森の賢人とも呼ばれる頭の良い動物です。
もののけ姫の中で猩々は野蛮で卑屈に描かれていますが、本来は神格化された「神」に近い存在を猩々と呼びます。
「オレタチ、ニンゲン、クウ」
猩々は山に木を植え森を再生しようとします。赤く燃える様な瞳は森を破壊する人間への恨みの色です。
人間を食べれば知恵が授かると信じる彼らは、瀕死の重症を追ったアシタカを食べようとします。
木の精霊「コダマ」とは?
木の精霊という設定のコダマ。
小さくてぼんやり光る姿は幻想的で可愛いです。
その反面、首をカタカタさせる姿は異様で彼らが人間ではないことを象徴する不気味さがあります。
コダマが成長するとトトロになるという都市伝説は超有名です。
ジブリのスタッフが思いついて、宮崎駿が「それいいね♪」手を打って賛成したのだとか。
「チビで1匹でいいから、コダマがノコノコ歩いてるやつ、最後にいれてくれって。それがトトロに変化したって(笑)。耳が生えてたっていうの、どうですかね。そうすると首尾一貫するんだけど」
宮崎駿の回想録の「もののけ姫はこうして生まれた」の中で自らがそう語っています。
宮崎駿にコダマをラスタシーンに登場させて欲しいと「おねだり」しているのはジブリの原画担当の二木真希子さんだそうです。
もののけ姫最大の謎!シン神とは?
もののけ姫のキャラの中で最も不思議で神秘のベールに包まれているのがシシ神。
畏れを込めて人間からは山の神と言われています。
昼は鹿のような体で夜になるとデイダラボッチへと姿を変える人智の遠く及ばない存在。
「シシ神は死にはしないよ。生命そのものだから。生と死と2つとも持っているもの」
サンのセリフでもいい表されているようにシシ神は生命そのもの。
生きる事、死ぬ事、それらを超越した時間と空間を合わせた「時空」が人間とは違います。
そんなシシ神が人間からは狙われる理由。
シシ神の血はどんな病でも治す
シシ神の首には不老不死の力がある
という噂から。
不老不死の力を手に入れようとする人間からシシ神は追われ、遂に首を落とされます。
首が落ちたシシ神は巨大なデイダラボッチに変貌し、森と言わず、人と言わず、村と言わず、すべてを破壊する祟り神になりました。
「シシ神は死んだ」
デイダラボッチを見たアシタカはそう呟きます。
それに対しサンは
「シシ神に死は無い」
といったのです。
本編の中でもシシ神の首を持ちさろうとするジコ坊を説得しシシ神に首を戻すとデイダラボッチは消滅し、森と自然を取り戻すチャンスを得たのです。
もののけ姫の祟り神とは何を意味していたのか?
物語の最初にアシタカに呪いの礫を打ち込んだのが祟り神のナゴの守と呼ばれる猪神です。
後半に出てくる祟り神は乙事主です。
二つの祟り神は超自然的な存在で「神」のやうな存在です。
ただし神だからといって万能な存在ではなく、弱く脆い一面も持ち合わせ、人間の力でも倒すことができます。
スタジオジブリが宮崎駿ぎ祟り神をどう表現したかったのか?
単に怒る闇の神を描きたかったわけではないでしょう。
シシ神と人間の戦いは対立する2つの価値観の戦争です。
自然を壊す人間と、自然の中に生きてきた動物としての人間の価値観の変貌。
「昔は良かったよ」
年を取ったお祖父ちゃんがそうつぶやいても、若者は昔なんて知らないからなんともならない。
それと同じで、生きるために自然を破壊する人間の進化も歯車を止めて逆に回転することはできないのです。
タタラ場で製鉄の技術と便利さを享受した人間は最鉄なしでは生きてはいけないのです。
年代人がスマホを手にしたらスマホがない時代に戻れないように。
トイレのウォッシュレットを覚えてしまった人間はウォッシュレットなしでは生きていけないのです(笑)
祟り神は争いをやめない人間への宮崎駿の警笛かもしれません。
あるいは公害を示唆しているのかもそれません。
シシ神が森や人間や村を破壊したように、このままだと人間は地球さえ壊してしまうぞ。
そういう意味が祟り神に込められていたのかもしれません。
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