トトロ都市伝説③サツキとメイはひとりの女の子だった?!
となりのトトロが公開された当時の映画ポスターにはトトロと一人の女の子が描かれています。
葉っぱの傘をさすトトロ。
その隣に立つ赤い傘を立つ女の子。
髪の毛はツインテールでぱっちりとした大きな瞳。
トトロに出てくるお姉ちゃんのサツキのようでも、妹のメイのようでもあります。
まるで二人を足して作ったような雰囲気です。
そうなんです!
ポスターでバス停に立つ女の子こそサツキとメイのモデルになった女の子なのです。
トトロの都市伝説!ポスターの女の子は誰?
ポスターに書かれた女の子は一体誰なのか?
映画公開当初からの謎の一つです。
宮崎駿はこう言います。
「もともとメイとサツキは一人の女の子だった。二人いたほうが尺が伸びるから・・・」
本当にそんな理由でポスターに出演しない架空の人物を乗せるのだろうか?
はっきり言って全く信憑性が持てません。
この少女は誰なのか?
となりのトトロ都市伝説!原型となったイメージボード
となりのトトロの原型は1975年に宮崎駿が描いたイメージボードでした。
アニメ制作は非常にお金がかかるのでコンペで負けて「トトロ」は制作されませんでした。
何のコンペだったかと言えば24時間テレビ「愛は地球を救う」で放送される2時間アニメの枠です。
24時間tれ日のアニメ枠は「100万年地球の旅」とか「海底超特急・マリンエキスプレス」とか派手なものが多い。
そのほとんどが手塚治さんの手塚プロが制作しています。
宮崎駿の女の子と森の精霊の話は地味すぎて採用されなかったらしいです。
その当時のイメージは女の子は1人だけでした。
ポスターの女の子がメイトサツキの2人になった本当の理由
「宮崎駿は凄く負けず嫌いだったから」
ポスターの女の子が二人になった理由の本当の根底には宮崎駿の負けず嫌いがあったそうです。
どういうことかというと
となりのトトロと同時に公開された高畑勲監督の「火垂るの墓」
火垂るの墓は高畑勲が担当している作品です。
火垂るの墓の上映時間が予定より長くなった。
宮崎駿は火垂るの墓の上映時間に対抗心を燃やして「となりのトトロ」を長くする悪だくみをしました。
結果としてメイとサツキという二人の女の子が生まれ、物語にも深みが出ました。
とはいえ負けず嫌いで生まれた作品だったとは・・・
この辺りの話は「ジブリの教科書3 となりのトトロ」(文春ジブリ文庫)の中で、製作委員会のメンバーだった鈴木敏夫さんが語っています。
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