- 自作のコマセでクロダイ(チヌ)を釣る!
- クロダイ(チヌ)とグレのコマセの違いを知ろう
- 激安コマセ!ホントにチヌ(黒鯛)釣れるの?
- 激安コマセ!集魚の基本はアミエビ
- アミエビの集魚効果は30m四方に及ぶ
- クロダイ(チヌ)の激安コマセはアミエビの分量が大事
- クロダイ(チヌ)を釣る激安コマセに使う材料
- オキアミとアミエビの基本的な分量
- 激安コマセのベースは米ぬか
- クロダイ(チヌ)激安コマセのアクセント蛎殻石灰
- 圧ペン麦と圧ペンコーンは農協で取り寄せ
- 激安コマセのコーンと麦は染み込ませが大事
- シープロテインは凄まじい集魚力
- 激安コマセの肝!シープロテイン混ぜ方
- クロダイ(チヌ)のコマセはのオキアミは潰す?
- クロダイ(チヌ)付けエサは何を用意する?
- クロダイ(チヌ)は黄色が好き?
自作のコマセでクロダイ(チヌ)を釣る!
集魚効果の高い市販品のコマセを使えば釣れるのは分かっている。あるテスターに聞いたところ半日分のコマセの価格が5000円くらいするそうだ・・・
参考にしようとして聞いた自分に腹が立った!
「アホか!そんな高いコマセ使えるか!!」
そんなことから自作のコマセでクロダイ(チヌ)を釣り始めてある程度完成した感があるので記事にして公開します。
この記事の趣旨はズバリ激安のコマセでクロダイ(チヌ)を釣るです。
月に1日だけの釣りだったら、お小遣いを使って高価なコマセを作ることもできます。
でも週に1日とか時間がある時は何時でも海に行っちゃう!
そんな釣りバカ(敬意を込めてます)には高い集魚剤は厳しいです。
そこで、この記事では激安で作れるチヌのウキフカセ釣りのコマセを紹介します。
クロダイ(チヌ)とグレのコマセの違いを知ろう
クロダイ(チヌ)は底を回遊する魚なのでコマセも底を意識した「高比重」で「底に溜まりやすい」コマセが理想です。コーンや麦、貝殻、サナギといった雑食性のチヌの生態に合わせた配h号になっているのも特徴。
コーンや麦はクロダイ(チヌ)のお腹を捌いてみると本当に入っています。また激安コマセのベースになる米ぬかもパンパンに詰まっています。
メジナ(グレ)は浮かせて釣る
メジナ(グレ)のコマセは「拡散性が高く」広がりやすい「軽い設計」になっています。メジナ(グレ)もクロダイ(チヌ)と同じように底付近に生息していますが、底から浮き上がり口を使う性質があります。それに合わせてコマセも軽くしてあります。
激安コマセ!ホントにチヌ(黒鯛)釣れるの?
激安でコマ背を作っても釣れなくちゃ意味がない!
もちろんそうです。
なんの為のコマセかといえばチヌを寄せて、クロダイ(チヌ)につけ餌を食わせるためのコマセです。
激安コマセでほんとにクロダイ(チヌ)釣れるの?
安心して下さい!
バズーカ編集部では、過去に数百枚はチヌを釣り上げています!
マジです。9割がた激安コマセでクロダイ(チヌ)を釣り上げています。おかげで車の中がコマセの臭いでヤバいことに!
ファブリーズは必須のアイテムです(笑)
チヌのフカセ釣りで釣果を伸ばすにはいろいろなポイントがありますが格安コマセでチヌの意識をコチラに向けさせ、口を使う準備までは確実にセットできます。
激安コマセ!集魚の基本はアミエビ
激安コマセの集魚の基本は「アミエビ」です。ワンブロックで300円しない格安の集魚剤です。
アミエビってメッチャ臭いけど、その分集魚効果は疑いの余地なし!おそらくどんな市販の集魚剤よりも魚へのアピールは強いでしょう。
アミエビを使うサビキ釣りでは、投入されたアミエビにアジやサバが狂喜して群がっていますよね。クロダイ(チヌ)もアミエビが大好き!捕食スイッチが確実にオンします。
アミエビの集魚効果は30m四方に及ぶ
クロダイ(チヌ)は海中で匂いを識別できるのか?チヌ釣り師なら一度ならずと考えた事がある疑問だと思います。
結論は「クロダイ(チヌ)は匂いを識別します」水産大学の論文で発表されているので間違いなさそう。実験の結果では30m四方に集魚効果が及ぶそうです。
アミエビの強烈な匂いなら30mのクロダイ(チヌ)の捕食スイッチを間違いなくオンにしてくれるはず。
クロダイ(チヌ)の激安コマセはアミエビの分量が大事
激安コマセでアミエビを使うのはわかった。でもやたらめったらアミエビを入れたらOKではありません。
コマセには配合分量が大事なんです。
というのも「アミエビはエサ取りも寄せちゃう」という逃れられない悲しい宿命を背負っているのです。
アジ、サバ、イワシ、フグ、コッパグレ、ちびカサゴ、などなど海の中にはエサ取り名人がたくさんいます。
オキアミをたくさん入れてしまうとエサ取りの猛攻を食らうことになるのです。だからアミエビは海の中にいるエサ取りの動きを見ながら分量を決めていきます。
また、配合にはアミエビとオキアミの分量にも注意が必要です。
クロダイ(チヌ)を釣る激安コマセに使う材料
3時間から半日くらい楽しめるバッカン半分くらいの分量を書いてみます。
コマセはたくさん打つ人とそうでない人がいるので釣り人によって差が出ますが、40センチバッカンで半分くらいなので自分なら何時間かな?と想像して計算してください。
- ベース :米ぬか3000cc
- 集魚 :オキアミ、アミエビ
- シープロテイン:200cc
- 蛎殻石灰 :1000cc
- 圧ペン麦 :1000cc
- 圧ペンコーン :500cc
- 薄力粉 :50ccから80cc
オキアミとアミエビの基本的な分量
イブフィッシング🎣🎅
チヌふかせ釣りは、またも3枚で終了‼️
「完全な修行不足を痛感😬」
コーディネートの《赤》はサンタをイメージしました❗️
………ウソです‼️たまたまです😑 pic.twitter.com/6zho1dkCfU
— シゲ・ビシャス (@_Shige_Vicious) December 24, 2018
春(ノッコミ期)エサ取り少ない時期はアミエビの大ブロック1kgを使います。オキアミを入れてももちろんいいのですがオキアミは高いのでアミエビだけで勝負です。オキアミだけで充分釣れますよ♪
アミエビ大ブロック1kg(500円)
エサ取りがまだまだ小さくて釣りの邪魔をしてこない時期。アミエビを少なくしてオキアミを混ぜます。アミエビで小魚を寄せつつクロダイ(チヌ)がエサ取り達を蹴散らして付けエサに飛び込んでくるのを待ちます。
アミエビ小ブロック(300円)、オキアミ8分の1角(1000円)
真夏になるとクロダイ(チヌ)の活性も活発になりますが同時にエサ取り達もものすごい数になり、エサと見るや何でもかんでも喰いついてきます(笑)なのであえて集魚効果は落としてアミエビはいれません。
オキアミ8分の1角(約1000円)、アミエビなし
秋になると冬に向けての体力を確保するための荒食いの時期になります。周りでコマセを打っている人が居れば集魚剤無しでも釣れちゃうのがこの時期(笑)。本当にコマセ無しでも釣れます。でも一応コマセは売っているのですがオキアミを入れない時もあります。オキアミなしの時は粗びきサナギか細引きサナギをカップ一杯混ぜます。
オキアミ8分の1角から無し
晩秋になるとフグの猛攻が最盛期になりハリスがバンバン切られます。この時期はオキアミを入れることが多いですが、フグが寄りすぎる時はオキアミなしです。オキアミもなしの時はサナギをカップ一杯混ぜます。
冬になると堤防から釣り人の数が減ります。クロダイ(チヌ)の活性も落ちますが大型は堤防周りに居残っているので確実に大型が釣れる時期でもあります。この時期は周りでコマセを打つ人が少なく、夏場のように毎日コマセが打たれません。クロダイ(チヌ)を自力で集める必要があるのでオキアミ、アミエビのWで集魚をします。
オキアミ8分の1角、オキアミ小ブロック(300円)
激安コマセのベースは米ぬか
激安コマセのベースになるのは米ぬかです。コイン精米機で無料でもらえるのでげっき安コマセを作る人はコイン精米機の場所を2、3か所はストックしておいた方が良いです。
釣りの直前にコイン精米機に突撃すると、「何もないじゃん!?」ってあせることがあるので(笑)
だいたいコンビニでもらえるビニール袋にいっぱいにして約3キロ。半日遊ぶにはビニール袋一杯が目安です。ちなみに米ぬかって車の中でこぼれると意外と臭い!袋は二重にして大きなゴミ袋でカバーするのがおすすめ。
クロダイ(チヌ)激安コマセのアクセント蛎殻石灰
蛎殻石灰はホームセンターで蛎殻石灰、有機石灰という名前で売られています。
農業用の土壌改良用の資材でだいたい20kgの大きな袋で売ってます。
価格は約2000円です。
蛎殻石灰をなぜ入れるのかは、コマセの比重をアップして遠投できるようにというのが一点。
蛎殻石灰がキラキラしてクロダイ(チヌ)を誘う
それとチヌは海底付近を狙うのが鉄板ですよね。
「あれ上からなんか降ってきた?」
海底にいるチヌがコマセと一緒にヒラヒラキラキラしながら落ちてくる蛎殻石灰に興味が惹かれるらしいです。
市販の集魚剤にも蛎殻石灰配合!ってわざわざ書いてあるので効果は間違いないでしょう。
ちなみに蛎殻石灰自体はクロダイ(チヌ)が食べ倍と言われています。キラキラの視覚効果だけです。
圧ペン麦と圧ペンコーンは農協で取り寄せ
蛎殻石灰と同じように上からヒラヒラ振らせてチヌの興味を引く係が圧ペンコーンと圧ペン麦。蛎殻石灰と違ってクロダイ(チヌ)はコーンも麦も食べます。
圧ペンというのは平たく潰してあるという意味で、潰してある方が自然な感じで潮に流されより効果的にチヌを刺激します。
圧ペンコーンも麦も20kgで1000円強で取り寄せ可能です。
20kgで1000円なら激安ですが小袋は無いので特大のセメント袋みたいなので着ちゃいます。どれだけコマセに混ぜても全然亡くならない感じです。
「そんなの置き場所がねえよ」
という方はマルキューから市販されてるムギコーンがおすすめです。ちょっと値段は高くなってしまいますが、集魚略は折り紙付き。「チヌにはコレダ」という液体の集魚剤を染み込ませてあるそうです。
激安コマセのコーンと麦は染み込ませが大事
圧ペンコーンや圧ペン麦は乾燥してカピカピになっています。コーンや麦はある程度戻してやるのがちょっとしたコツです。水で戻すのではなくオキアミの汁や口述するシープロテインで戻してやると効果が高いです。
乾燥した粗びきサナギや細引きサナギも同じで乾燥から戻してから使うと集魚効果が飛躍的にアップします。
乾燥サナギは資金に余裕があれば混ぜてください。カップ一杯で180㏄で劇的に集魚くかアップするような気がします。
シープロテインは凄まじい集魚力
シープロテインはアミノ酸溶液と呼ばれる土壌改良用の農業用資材。シープロテイン20kgを作るのに「10倍の200kgの魚を発酵」させているという代物です。
集魚効果はアミエビをも上回る凄まじさで激安コマセの肝と言えるかもしれません。兎に角魚が集まりまくります。集まる魚はチヌばかりではなくて夏場の天敵の木っ端サバやフグも集まってきます。
魚はアミノ酸が高いものに対して口を使うといわれています。どうやってアミノ酸を嗅ぎ分けているのかは不明ですが、シープロテインは別名「アミノ溶液」とも呼ばれるアミノ酸の塊のような有機肥料です。兎に角ビックリするくらい魚を集めます。
ただし初回の購入は20リットルで5000円位します。1回あたり200cc使うので100回釣りに行ける計算になります。1回あたり50円と激安です。
激安コマセの肝!シープロテイン混ぜ方
アミエビやオキアミのエキスとシープロテインをムギとコーンにしっかり吸わせるのが肝心です。シープロテインは水で希釈して混ぜると使いやすいです。原液はかなりドロッとして粘着質で匂いもやっぱり強烈です。魚を発酵させた商品なので正に「魚を発酵」させた強烈なにおいがします。車の中で原液をこぼしたりすると大変なことになるので扱いにも注意が必要です。
コーンや麦を戻す液に使ったり付けエサを染み込ませても良いです。ただしくれぐれも入れすぎには注意してください。エサ取りが集まり過ぎて収集が着かなくなります。エサとりが少ない冬場なら結構安心して使えます。
クロダイ(チヌ)のコマセはのオキアミは潰す?
久しぶりのふかせ釣りです❗
よろしくお願いします✨ pic.twitter.com/3OUkaR9rCk— 釣りぐどぅん:code345 (@TwinPTECHFBDEXT) November 5, 2018
クロダイ(チヌ)のコマセに混ぜるオキアミは潰して形が無くなるまで混ぜる人と、そのままで使う人がいます。筆者は半分潰して半分は原形のままで釣ります。
オキアミは潰すことでコマセの比重が重くなりクロダイ(チヌ)の潜む底までコマセを運びやすくします。アミエビは細かいですが比重が軽く拡散性は良いですが底には留まりません。
またオキアミを潰すことで粘り気が出来て空中分解することなく遠投できるコマセになります。
エサ取りが多い時は付けエサのオキアミを目立たないようにカモフラージュするために、潰れていないオキアミを多めにします。木を隠すなら林に。付けエサを隠すならオキアミの中にという考えです。また同じ理屈で付けエサもオキアミの中からとります。目立たなくするのと同時に本命のチヌに違和感なく口を使ってもらうためです。
クロダイ(チヌ)付けエサは何を用意する?
クロダイ(チヌ)のウキふかせに用意したいエサは、生のオキアミ、ボイルオキアミ、サナギ、練りエサ、ボケ・・・などたくさんあります。しかし全て用意していては予算が足りません。
コマセを激安で作ったのに付けエサでフィーバーしてしまっては意味がありません。筆者は基本的にブロックのオキアミの中から付けエサを取ります。磯の鬼才と呼ばれ天才的伝説の釣り師「松田稔氏」もブロックの中から付けエサを取る1人です。松田氏の磯釣りを拝見するとあれこれ付けエサは使いません。ブロックのオキアミ一本です。
それに対してクロダイ(チヌ)に人生を捧げた釣り師「山本太郎氏」の釣りを拝見すると、生オキアミ、ボイルオキアミ、ボケ、練り餌と全てのエサを用意しています。スポンサーになっていメーカーの差があるのかもしれませんが・・・
基本的にブロックから取り出したオキアミで充分釣れます。今回の記事は兎に角やすいコマセを作るという焦点なので付けエサもブロックの中から形の良い物を選び出すという方法で行きましょう♪
ブロックの中から選び出したオキアミはヘタッとしててダメだという方は、塩を一振りする浸透圧で水分が抜けて少し硬くなります。またベースに使う米ぬかを選び出したオキアミにかけておくと水分を吸い取って良い感じに締まります。
エサ取りが多い時にオキアミで対応できない!
エサ取りが多すぎてオキアミで対応できないときにどうするか?先述した山本太郎氏ならサナギを試し、サナギコーンを試し、とプロセスを組み立てていきます。されどサラリーマン釣り師にはそんな予算はありません。
使えるのはオキアミのみ!しかしバッカンの中には圧ペンコーンと圧ペン麦があります。圧ペンコーンも圧ペン麦もジャンジャン拾って使いましょう。オキアミと抱き合わせにしたり、コーンだけや麦だけにしてもエサ取り対策には非常に有効!そしてシープロテインを染み込ませた圧ペンコーンや圧ペン麦は非常にクロダイ(チヌ)を刺激します。
クロダイ(チヌ)は黄色が好き?
人生初のふかせ釣り pic.twitter.com/lU4CdwMSpO
— 木村メンバー (@dj_moneco) March 24, 2018
クロダイ(チヌ)は色覚があるのか?魚によって色覚が有る無しが別れるそうです。クロダイ(チヌ)は色覚がある魚だと認識されています。確かにクロダイ(チヌ)はコーンに以上に反応します。冷静に考えれば何故コーンに?という感じです。
クロダイ(チヌ)はやっぱり黄色が好きなのでしょうか?釣り人としての経験からいうとクロダイ(チヌ)は黄色好きです♪
オキアミを黄色に染めるとめっちゃ釣れます。あくまで個人的な見解ですが・・・汗
オキアミを染めるのって結構簡単。ビニール袋にオキアミを入れて色素の元をふり掛けちょっとモミモミするだけ。あっという間に黄色いオキアミが完成です。是非チャレンジしてみてください。
スーパーで200円くらいで売ってました♪
コメント
コマセの代金が毎回3000円以上するんだよね〜ちょっとコマセ代金かけすげてる気がする。米ぬか主体で激アラとアミエビの集魚剤のの自家製コマセに変えていこうと思うわ。っていうかメーカー通りにコマセ作ると高すぎだよね。ケチるわけじゃないけどコマセ代金高くて釣行回数が減るわ。こませやすくしても釣れるならその分でいろんな所に釣りに行ってみたい
シープロテインが気になるな〜。まあ米ぬかのコマセはよく聞くけどシープロテインというのは俺の周りでは入れてる人いないな。集魚効果がアミエビ以上にあるのならトライして見る価値あるな。餌取り集めすぎると言うけど俺は年中アミエビ大量に打ち込んでるから関係ないわ。エサ取りいたほうがチヌは釣れると思うね。餌取りにつられてチヌは口を使うんだろ