8.意味が分かると怖い話短編の解説付き【バスから降りなければ】
意味が分かると怖い話短編其の7
短編、謎解き、怖い、難しい
【バスから降りなければ】
紅葉がきれいな時期になった。
私と妻と幼稚園の娘と観光地に紅葉を見にでかけた。
マイカーは山の下の駐車場に停め、マイクロバスが山頂までピストン輸送をしていた。
バスでの山頂までのドライブはおよそ20分。
この話は・・・知ってるかも有名なヤツ?
最初は大人しくしていた幼稚園の娘はすぐにトイレに行きたいとぐずり始めた。
まだ半分くらいしかバスは走っていない。
「登山道もあって歩いて登れるみたい」
妻がガイドブックを見ながらそういった。
バスの運転手に事情を話すと、登山道のある場所で快くバスを留めてくれた。
運ちゃん優しい♪自分の運命も知らないで・・・
「気をつけて登るんだよ」
運転手は飴玉を娘に手渡してニコリと微笑んだ。
私達は手をつないで見事な紅葉の中を山頂に向かって歩いた。
「うわっ、地震だ!」
途中にドキリとするくらい大きな地震があった。引き返すことも出来ない私達は急いで山頂に向かった。
運命が狂った瞬間が激怖すぎるヾ(。>﹏<。)ノ
山頂はたくさんの人で騒然としていた。
「バスが土砂崩れに巻き込まれたらしい」
警備員はそう言った。
詳しく聞けばどうやら私達が乗っていたバスのようだ。
「5秒でも10秒でも早く通り過ぎたら巻き込まれなかったのに」
警備員はそう言ってため息をついた。
「あのバスから降りなければよかった」
妻がボソリとそう言った。
【短編】意味が分かると怖い話の解説
姫子
- 人の運命なんて儚くて悲しくて自分ではどうにもならないものなんだな~って実感するわ。
- だって女の子がぐずって泣かなければバスは事故にあわなかったんでしょ。
- たったそれだけの違いだもんね
文乃
- 最初に読んだ時はお母さんは「自殺願望がある人?」って感じたけどそうではないんですね。
- バスから降りなければ「運命の時」は重ならなかったと嘆いていたんですね。
意味がわかると怖い話の第7話です。この話って結構有名な都市伝説的なヤツですよね。知っている人も多いと思います。意味がわかると怖い話のネタをバラせば、「あのバスから降りなければよかった」そういった妻の一言が最大のポイント。妻はバスに乗ったまま土砂崩れに巻き込まれたかった自殺願望のある人ではありません!全く逆なんです。土砂崩れに、バあったバスから降りなければ「タイミングがずれてバスが事故に合わなかっただろう」と言っているのです。
コメント
意味が分かると怖い話頑張って100話集めてくださいね。まだまだ少ない感じがします。
まあ我なりの解釈だが・・・
「美咲の母は美咲に、死んで私達と幸せに暮らそう」的なこと言いたかったんだと思われる
しねをshineにすると、輝くという意味になると思ったのは俺だけ?