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韓国で日本のブドウ品種が「盗難?」ルビーロマンが韓国で販売

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社会問題
ルビーロマン韓国
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日本で作られたブドウ品種を韓国農家が盗む⁉

韓国で山梨県でしか栽培されないはずのブドウが販売されているらしい。

日本の果物の品質が高いのは世界が認めている。

栽培方法や管理の仕方もさることながら、品種改良による美味しい品種だというのが大きい。

山梨県でしか栽培されないはずのブドウも、品種改良によって生み出された新しいブドウ。

特に韓国で全く同じ上品名で売り出されていた「ルビーロマン」は平静9年から試験が開始され大切に育ててきた日本のブランドなのだ。

品種改良には多額の投資と長い期間のコストがかかっている。

勝手に苗や種を手に入れて販売することは許されない。


韓国ソウルで高級フドウが販売されている

韓国ソウルのデパートで販売されていたのはルビーロマン。

一粒の大きさはピンポン玉ほどあり、艶のある美しい珠は宝石のような輝きだ。

農家の赤くて大きな粒のぶどうという要望を叶えるべく、試験農場で400粒の種を蒔いた。

400粒の中で赤い実をつけたのは、わずかに4本だったという。

その中からさらに選別を繰り返しルビーロマンは完成した。

農家や研究機関の手間と時間とコストが素人にだって想像がつく。

ルビーロマンは超高級ブドウの代名詞へ

過去には一房で180万円という途方もない値段がついたこともある。

山梨県の農家の誇りであり、日本を代表する超高級果物の一つだ。

ルビーロマンの苗は、2020年まで山梨県内の農家しか購入できなかった。

しかも身分証明書の提示も求められていた。

それでも海外へ流出してしまう。

海外で栽培されたブドウの収益が開発者に還元されることは無い。

韓国で販売されたルビーロマンの苗は中国経由⁉

韓国でルビーロマンを栽培していた農家の証言によれば中国経由で苗を手に入れたらしい。

中国が・・・まったく耳が痛くなる。

中国の傍若無人で法律を遵守する意識の低さにはほとほと閉口する。

韓国農家の言い分では「文句があるなら中国に言え」ということらしい。

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日本の果物の品種を保護する法律はないのか?

品種開発には多額の投資と長い年月を費やされている。

新品種は、農家の財産であり知的財産のように保護されるべきなのだ。

保護されるから地域ブランドが成り立つ。

自然の物だから誰が勝手に作っても良いという物では無いのだ。

品種開発をした農家の権利を保護する法律が2020年に制定された。

種子法の改正。

種子法の改正は賛否両論があり議論が沸騰した。

今回は種子法のメリットを紹介する。

種子法の最大の目的が「開発された品種の海外流出防止だ。

例えばシャインマスカットは日本で開発された品種で、本来なら日本だけでしか栽培されないはずだ。

ところが中国産や韓国産のマスカットが、日本の農家の驚異になっている。

今回問題になったルビーマロンと全く同じパターンだ。

2020年の種子法改正前は苗の海外持ち出しに規制がなかった!?

シャインマスカットの苗はホームセンターで販売されている。

これは個人で家庭菜園を楽しんでも何ら問題はない。

しかし海外の農家が販売目的で、海を渡って苗を持ちだしたらどうなるだろうか?

中国や韓国の農家がやることは火を見るより明らか。

それなのにだ・・・。

実は正規ルートで購入した苗の海外持ち出しに規制はなかった

つまり中国にでも韓国にでも自由に持ち出すことができたのだ。

ザルというしかない日本の脇の甘さを露呈している。

苗を持ち出せば栽培は簡単だろう

苗を持ち出されたら栽培を防ぐのは極めて厳しい。

栽培目的で農家が苗を持ち出すこともあっただろう。

今回の種子法の改正により、苗の輸出する先や、栽培したり持ち出したり出来る地域を罰則を付けて制限できるようになった。

ルビーマロンの苗を韓国や中国への持ち出しを防ぐことができるのだ。


韓国で販売されているルビーロマンの販売を差し押さえることはできるのか?

ヤフーニュースによれば、韓国のルビーロマンの生産者はこう言ったそうだ。

「手順を踏んで手に入れたものではない。日本側から見れば盗み出したと考えるが、先進国の立場で大目に見てほしい」

韓国農家のとんでもない発言。

先進国の立場で大目に見てほしいとは・・・

しかし韓国の農家も「悪いこと」だとは認識しているようだ。

同時に苗は中国から韓国へと流入したとも証言したそう。

日本が先進国なら中国は日本の上をいく世界第二位の経済大国のはずなのだが。

韓国ソウルで販売されたルビーロマンは、日本円にして一房8000円で販売されていたそう。

種子法改正前に持ち出された苗で、改正法での取り締まりは難しいそう。

そして日本の農家も「ルビーロマン」だと厳密に特定するのは難しいだろうと話す。

世界は正直ではない。

それは分かっているが何ともやるせない気持ちが残る事件だ。

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