千と千尋の神隠し!現実の琥珀川が埋め立てられていた理由
幼い千尋が溺れ、助けに手を伸ばした兄の命を飲み込んだ琥珀川。
アニメの設定では埋め立てられて現存してません。
琥珀川は残しておいたほうがアニメのストーリーとしては利用できたはずですなのにもったいないなと思いませんか?
例えば引っ越しの車から琥珀川を覗きながらたびに出る。
エンディングでは琥珀川を眺める千尋の後ろ姿。
そんなシーンがパ〜っと目に浮かびます。
だけど宮崎駿は琥珀川を埋めてしまった。
アニメの中に琥珀川を描かなかったのです。
なぜか?
宮崎駿は琥珀川を埋め立てることで死んだ人間が返ってこないことを表した
それは琥珀川が千尋の兄そのものであり、川を描かないことで死んだ人間が戻ってこないことを表しています。
埋め立てる。土の中に沈む。
それも亡くなった事を表すメタファーになっています。
これって結構残酷。
アニメでは死んだ人間が戻ってきてお涙頂戴のシーンがあるけれど、宮崎駿は「死んだ人間は戻ってこれない」と断言しています。
千と千尋の神隠し!ハクは神様なのか?
琥珀川の主であるハク。
自分の名前を忘れ湯婆婆に使われていました。
ハクは神様なのでしょうか?
答えは神様になりかけている存在です。
神様になるためには何かを乗り越える必要があるのでしょう。
神様になってしまうと透明に!ハクは透明になりきっていない
その証拠に不思議な街で千尋とハクが出会ったシーン。
千尋にハクがしっかり見えています。
本当の神様は油屋の中に入るまでは見えません。
普段は透明なのです。
ハクは神様になりきれていないから千尋にも見えているのです。
千と千尋の神隠し都市伝説!ハクは琥珀川に取り憑いた地縛霊
千尋を助け自らの命を捧げたことで川名主になることはできたけれど、同時に何かを落としてきてしまったハク。
それを見つけるまでは神様にはなれないのです。
つまり千と千尋の神隠しに描かれたハクは幽霊。
しかも琥珀川に縛られた地縛霊でもあるのです。
もちろん悪さをする地縛霊ではないですよ( ̄▽ ̄;)
ハクが落としてしまったものは、宮崎駿が描きたかったテーマ「誰かのために」ということ。
千と千尋の神隠し都市伝説!ハクは千尋を救って自分が死んだこと後悔してる?
ハクはひょっとしたら千尋を救って自分が死んでしまった事を後悔していたかもしれません。
もっと生きたかった。
アレもしたかった。
コレもしたかった。
その思いに縛られ自分の名前を無くしていたのです。
つまり人間臭い煩悩が頭の中に一杯だから神上がりできないんですね(笑)
だけど千尋と出会い「千尋のために生きた」「私のために千尋が生きている」という事を再認識して呪縛から解き放たれ名前を思い出したのです。
そして舞い上がる白竜になり神に成り上がったはずです。
千と千尋の神隠し都市伝説!
琥珀川が埋められた理由は死んだ人間が返ってこないメタファーだった
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