意味が分かると怖い話NO6
指差しが激怖い短編の怖い話
【怖い話レベル上級★★★★★】
読み終わった後になんだか切なくなってしまう怖い話でございます。
短編ですのですぐに読むことが出来ますわ。
意味が分かると怖い話NO6「指をさす」短編の怖い話
私の娘は3歳になる娘がある。
この娘が床時おかしなことをする。
よく誰もいない空間に向かって笑っていたり手を振っていたりするという話を聞くことがある。
私の娘はちょっと違った。
人に向かって指をさすのだ。
そして「ち・・・ん・・・こ・・」
というのだ。
私は娘の奇行に全く持って頭を抱えてしまう・
先日は隣に住む60歳を過ぎたお爺さんい指をさした。
刺されたお爺さんは「おー可愛いね」といって笑ってくれた。
それから 「ち・・・ん・・・こ・・」 と言われ複雑な顔をした。
お爺さんとはそれから会うことはなかった。
その数日後お爺さんは亡くなってしまったからだ。
またある時にテレビに映った芸能人を指さした。
やっぱり謎の言葉 「ち・・・ん・・・こ・・」 をいった。
幼稚園に入って謎の言葉と指さしはなくなった。
ところがある川遊びのイベントで男の子に向かって指をさし 「ち・・・ん・・・こ・・」 といおうとした。
私はあわてて娘の口を封じた。
謎の言葉は途中で途切れた。
その男の子は川遊びの最中に流されて溺れた。
発見が早く命には別状はなかった。
私は恐ろしくなってしまった。
この子の指差しと謎の暗号ってもしかして・・・
死ぬ人を予見している？？？
私は部屋の中から写真やアルバムや人のうつっているカレンダーを剥がしテレビのコンセントからぬいた。
窓には厚いカーテンをした。
指を指せるような相手はもういない。
「これで安心ね」
私は気持ちを落ち着かせてソファーに腰を下ろした。
「これからどうしましょう・・・」
娘は床の上でゴロゴロしながら人形で遊んでいる。
そして不意に私を見上げてニコリと笑った。
そして・・・
意味が分かると怖い話こちらも面白い！
読了感が「失笑」で終わるギャグ的なオチがある意味が分かると怖い話です。楽しい短編ばかりだから気軽に読めます。
意味が分かると怖い話の解説
子供が指を指し謎の暗号を言ったらその相手が死んでしまうってかなり強烈で怖い話だな。本当にあったら親としてどうしたらいいんだろうね。最後の一文が凄いよね。
「不意に私の顔を見てにこりと笑った。」
続きが書かれていないのが怖いんだけど多分その先には「娘の指先が私を指した」的なことになるんだろう。
お母さんとしてはあらゆるものを片付けても唯一絶対に片付けれないものがありましたね。お母さんは隠れられない。意味が分かるとちょっと切なくて怖い話でございますわ。お母様はお亡くなりになったのでしょうか？
きっと真剣白刃取りみたいに指を挟んでお母さんは逃げはずよ！母は強しだから。
暗号の意味を作者に聞いてきました。
暗号の意味は 「ち（死）・・・ん（ヌ）・・・こ（ヨ）・・」
子供だからなまったそうです（怖っ！！）
コメント
最初NGワードかと思ってヒヤリとしました！お子さんだから舌っ足らずだったんですね！お子さんは死を予言するというよりもはや死神…？実の母親までに死の宣告をしてしまうとは、非常に後味悪い話でございます。ただ、最後まで言わせなければ死なないはず。賢いお母さんはここでもとっさにお子さんの口をふさいだと思われます。