意味が分かると怖い話NO12
死神になった先生の怖い話
私は教師をしている。
教師になって36年という月日が流れた
ついに今年は定年退職を迎える。
私の教師生活の中で最も悔いが残る事件をここに記しておこう。
あれは私が教師になって10年目の事だった。
生徒が屋上から飛び降りる・・・
クラスでも地味であまり目立たない男の子が学校の屋上から飛び降りてしまった。
私は本当に悔やんだよ。
もう少し自分が彼の事を気にしてやれば彼は助かったんじゃないか!
私は一言だって彼の心を軽くする言葉を投げかけることが出来なかったじゃないか!
私は教師失格だ!
私がもう少しだけしっかりしていれば結果は違ったんじゃないか・・・・。
そうやって随分悩んだんだ。
俺は死神なのかもしれない自分でも怖い
あの事件は私の人生そのものも変えてしまった。
生きていく指針があの事件からずれてしまった感じだ。
あの事件を境にして私は本当の意味で生徒と向き合い助けることを誓った。
その結果39人の生徒を助けることが出来た。
残念ながら3人の生徒を助けることが出来なかった。
私は死神なのかもしれない。
でもどうしても定年退職をするまでにあと1人・・・。
あと1人だけ助けてやりたいんだ。
助けてやる生徒の名前はもう決まっている。
秀逸な感じの意味が分かると怖い話だね。この先生は自分で生きていく指針がずれたといっている。
何のことだかわかるかい??
私はこの怖い話を理解できましたわ。先生様の生きていく指針がずれたというのもわかりました。
助けてあげた生徒の人数についてもわかってしまいました。怖いような悲しいようなお話でございます。
それでは怖い話のか種明かしをしよう。先生は39人の生徒を助けたといっている。「助けた」とはどういうことなのだろうか?
ひょっとして辛い事ばかりの現実から助けてあげるというのは、ひょっとして背中を押したんじゃないかってことだ。
逆に助けられなかった3人は思いとどまったともとれるんだ。
頭の狂った教師に当たると生徒が可愛そうね。本当に怖いわ!大人なんだから自分のしていることを冷静に考えてほしいわ。
先生のやっていることは「助け」じゃなくてただの殺人。あんたは殺人鬼よ!!!
コメント
最初読んでみて、ん??と思ったが、よくよく考えてみるとそういう事か!!となった。
ただ怖い話と思って考えてみないとなんで??となってしまった。